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仰向け、うつ伏せ、足が床に届かない座位での調整と見てきましたが、ここでは足が床に届く高さのイスを使用しての座位での調整です。椅子は足が床に届くことと安定性の高い４本足のシッカリしたものを選んで下さい。上の写真は老人ホームで職員さんに「操体法」を指導する重村尚氏。.
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| 上体を倒し歪みを調整する |
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【図-40】は足が床に着く椅子や台を使った座位で行う基本姿勢です。脚を揃え、他の調整と同様に、掌を上にし、背筋を伸ばし、しっかりと座ります。 |
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| 操体法テキスト【図-40】 |
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操体法テキスト【図-41】 |
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| 調整には最初に【図-41】のように手を頭の後ろに軽く置き、上体のみを左右に大きく倒し、「快」「不快」を探ります。調整は「快」の方向へ息を吐きながらゆっくりと倒し、再びゆっくり戻す動作を４回行います。
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| 操体法テキスト【図-42】 |
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操体法テキスト【図-43】 |
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この座位での調整で注意する点は、←方向に上体を倒す場合は【図-42】の赤丸側の腰（尻）に重心を移し、逆に→方向に倒す場合は【図-43】の赤丸側の腰（尻）に重心を移して動かすことで、この点を間違えて調整を行うと症状を逆に悪化させることにもなりかねませんので注意が必要です。
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| 上体をねじって歪みを調整する |
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【図-44】は手を軽く頭の後ろに置き、上体のみを左右に大きくねじった状態を示します。重心を軸に移することは【図-42・43】と同様です。【図-44】は左の【図-45】を別の角度から撮影したもので、上体が軸線からずれず、軸線を中心に上手にねじれている様子が良く判ります。また座位では写真のように常に足を揃えて行うことも効果的な調整を行う大切なポイントになります。 |
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| 操体法テキスト【図-44】 |
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操体法テキスト【図-45】 |
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調整は「快」の方向へ息を吐きながらゆっくりとねじり、再びゆっくり戻す動作を４回行います。改善されていない場合はこの動作を更に２〜３回行います。
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| 腕を下に伸ばし歪みを調整する |
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図-40】の基本姿勢から、【図-46・47】のように、手のひらを合わせた状態で、両手を揃えて床方向へ突き出すようにし、「快」「不快」を探ります。調整は「快」の側へ息を吐きながらゆっくり揃えた両手を突き出し、再びゆっくりと基本姿勢まで戻す動作を４回行います。改善されていない場合は、更にこの動作を２〜３回行います。【図-48】は、揃えた両手を右側に突き出した状態、【図-47】は左側に突き出した状態、【図-48】は脚をやや開き気味にして、真下に向かって突き出した状態をそれぞれ示します。 |
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| 操体法テキスト【図-46】 |
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操体法テキスト【図-47】 |
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操体法テキスト【図-48】 |
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【操体法テキスト図-49】 |
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【図-49】はこれらの一連の動作を斜め横から撮影したものです。この図から分るとおり、背骨は伸ばすように丸め（赤枠）、頭を充分に内側にひきます。両手は揃えまっすぐに下側に突き出すことが大変重要なポイントです。また、動作毎に基本姿勢に一度戻り再び動くことも大切な要素となります。
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Traditional Japanese colors |
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